Column
不景気だからこそ求められる「固定客化」
不景気は、お客様の行動が非常にシンプルになります。
財布の紐をしめ、必要なものだけを吟味して買い物をするようになります。
したがって、売れる企業・売れるモノはより売れるようになり、売れないものは本当に売れなくなります。
安ければいいのかというと、そうではありません。
品質が高くて、安いものを選ぶようになります。
つまり、お客様の目がシビアになるのです。
そのため、今まで付き合っていたお店の見直しを図ります。
少しでも安くていいモノを買おうと、様々なチラシに目を通したり、今まで付き合っていたお店ではなく、多少遠くても、高品質で低価格な商品があれば、そちらに足を向けるようになります。
これは「顧客の流動化現象」といって、不景気に特徴的な顧客の動きです。
したがって、不景気で大切なのは、今まで購入してくれていたお客様への徹底的な「固定客化」を図ることです。
例えば、常連さんの名前や特徴、購買する商品の傾向性等をしっかりと把握し、そのお客様にぴったりと合った「品質が高く低価格」な「おススメ商品」をご紹介する。
また、常連さん限定の特別イベントを開催したり、ニュースレターを発行して自社の取り組みを積極的に伝える等、お客様のつながりを意識した行動をとる事が益々求められます。
不景気の今だからこそ、企業の取り組み姿勢が試される時です。
お客様を大切にし、不景気を乗り越えていきましょう。